みなさんこんにちは、青山キリカです。
楽しく使えるカメラをお探しの皆様、こんなお悩みはございませんか?
- スマホ並みに気軽に使えるカメラがほしい
- 旅行や散歩の際に常に持っていることができるカメラがほしい
- スマホより格段に高画質じゃないとわざわざカメラを別で所有する魅力がない
こんな悩みに対し、今回ご紹介するRICOH GRiiiは
- 起動たったの0.8秒
- 250g程度の超軽量ボディ
- 小さな本体にAPS-Cサイズのセンサーを搭載
というメリットで問題を解決してくれました。
ということで今回の記事では、RICOH GRiiiの魅力や実際に使ってみた作例などをご紹介していきます。

ミニマリストがカメラをわざわざ持つ意味
ガジェット紹介を趣味としたブロガー
ブロガーかつミニマリストの僕にとって日頃の悩みなのが、「ブログ用の機材にどのくらい場所を割くか」ということ。
ミニマリストは「必要なもの」と「一部の趣味のもの」のみを持っていて、それ以外のものは持たないということが多いと思います。
僕はブログ書きが趣味なので、カフェでブログを書くためだけのパソコン、Let’s Note↓や

打鍵音がもはや楽器と言えるレベルの外付けキーボード↓など、

本来は手放しても困らないようなものをいくつか持っています。
そういったブログ用ガジェットの中でも悩ましいのが、カメラ。
ミニマリスト&ガジェット好きブロガーとして、僕の記事は製品レビューが多め。ありがたいことに企業様からご提供いただいた製品のレビューをすることもあり、製品の写真をキレイに撮ることは欠かせないポイントとなってきました。

撮影がうまいかどうかはまた別問題として
この目的を叶えるために今利用しているカメラはSonyのα6400。ミラーレス一眼カメラなのでスマホのカメラなどと比較すると格段に良い絵を撮ることが出来ます。しかし、本体が重く、精密機器の中でもかなり管理面で神経を使うのもまたカメラの特徴です。

さて、ふと気づいたのですが、僕、一眼レフカメラを使いこなせていません。ほとんどの設定はプリセットで済ませますし、大した修正もしません。
そう考えたとき、「あれ?そのくらいならば、管理に手間がかかるミラーレス一眼ではなく、もう少し単機能で軽いコンパクトデジタルカメラ(以下、コンデジ)でもいいのでは?」というひらめきが脳裏をよぎりました。
カメラが好き・必要だけど、一眼レフを持つには場所・手間がかかるのは嫌だ、という人にとってコンデジはかなり有力な選択肢の一つと言えるのではないでしょうか。
スマホのカメラで足りない人とは

他のミニマリストのブログを拝見していると、カメラはiPhoneで全部オッケー!としている方が多い印象を受けます。実際、僕もiPhone(あるいはカメラに特化したAndroid)のみで撮影環境を完結させるのは大いに正解だと思います。
僕はミニマリストとしてはちょっとレアなAndroidとWindowsを使っているタイプで、今使っているスマホはGalaxy Z Fold5です。こいつは折りたたみスマホなので、カメラ性能はハイエンドモデルのスマホと比べると一歩劣ります。そう考えると、スマホのカメラでOK、とは言い難いものがあります。以前使っていたGalaxy S23 UltraやPixel 7Proなどはカメラの満足度が高かったので、このレベルでカメラをウリにしている端末であればAndroidスマートフォン単体でもハイレベルな写真を楽しめるでしょう。

このようにいくつかの悩みを超え、サイズ感は小さく、管理も簡単で、でもミラーレス一眼カメラから乗り換えてもがっかりしない絵を撮れるカメラという条件すべてを満たす製品を求めた結果がRICOHのGRiiiでした。
RICOH GRiiiの強み

それでは、ここからはRICOH GRiiiの強みをご紹介します。
コンデジでは貴重な大型センサーAPS-C搭載

スマホのカメラとカメラ専門機にある画質の差ってなんなんでしょう。その要因の一つが、ずばり「センサーのサイズ」です。単純な話、光を得るセンサーが大型であるほど、繊細な絵を写すことが可能です。
コンデジはスマホのカメラと近い小型センサーのものが多いですが、GRiiiは一眼レフカメラのものに近い大きめのセンサー、APS-Cを搭載。
僕の以前までのメインカメラであったα6400もAPS-Cセンサーなので、センサーサイズという面では同じレベル。それが重量たった半分のGRiiiに搭載されているということになります。

APS-Cセンサーを搭載しているコンデジってほとんどない。とってもレア
起動たったの0.8秒

RICOH GRiiiは「常に持ち歩いて、絶対にシャッターチャンスを逃さない」という信念を持った機種です。起動はたったの0.8秒。ポケットに入れておき、さっと取り出せば即座に撮影スタンバイオッケー!

どんなにいいカメラでも、タイミングを逃してしまえば何も撮れないもんね。
実際のこの記事の後半では散歩しながら撮った作例をご紹介しますが、1枚撮るごとに電源を切り、撮るたびにまた電源をつけるという利用をしていましたが、なんのストレスもありませんでした。まるでスマホのスリープを解除する程度の感覚で「電源を入れる→写真を撮る」という流れが行なえます。
右手ですべて設定できるアクセス性の良さ

RICOH GRiiiのさらなる魅力は、すべての設定が右手で完結させられるというポイント。
カメラ上部にあるダイヤルにはユーザ設定を記録できるダイヤルがあり、ダイヤル一つで普段の設定をパッと呼び出すことが可能です。他の機能も右手で容易にアクセスでき、操作感に慣れれば僅かな時間に状況に合わせた好きな設定を行うことが可能です。
RICHOHGRiiiは
- ズーム不可能な単焦点
- ファインダーがなく、背面ディスプレイでしかプレビューできない
という制約があります。これらはデメリットですが、逆に言うと撮影時にここを考える必要がなく、「撮影できる絵を撮る・自分の足で被写体に近づく」というシンプルさに磨きがかかってます。
すぐ起動する、軽いというメリットに合わせて片手での設定変更も容易であり、スナップシューターとしての役割に特化しています。
200g台の超軽量ボディ

RICOH GR IIIはバッテリー、SDカード込みで257gという超軽量級。
重さはざっくり言うと、ケースを付けたiPhone Pro Max程度。あるいはGalaxy Z Fold5(折りたたみスマホ)と同程度です。とにかく軽い本体なので肩掛けのバッグに入れてもいいし、大型のズボンポケットに入れてもOK。「欲しいときにすぐ手元にある」を実現する最高の端末と言えますね。

起動の速さと本体の軽量さが大きなシナジーを産んで、思い立ったら即撮影!を可能にしているんだね。
実際持ってみると、その軽さに感動します。間違いなく。
Type-C端子での接続・充電

コンデジを選ぶにあたり、最終候補に残っていたのがSonyのRX100シリーズ。これらと比較した際の大きな差の一つが、ずばりType-C充電・接続が可能なこと。今までのメインカメラ、α6400はmicroUSB端子だったため、充電速度が遅く、外出時もわざわざType-Cとは別にケーブルを一本増やさなければいけないというストレスの原因になっていました。
GRiiiはType-Cでの給電に対応しているため、余計な荷物は不要。普段の旅行でも本体だけをポケットに追加すれば楽しい撮影環境が整います。

ケーブル一本すら邪魔。それから解放されるのはとても気持ちが楽。
RICOH GRiiiの作例
ここからは、実際にRICOH GRiiiを持って散歩にでかけた際の作例をご紹介。僕はカメラに関してはからっきしの素人なので、「プロならこんなにきれいに撮れる」ではなく、「素人が適当に使っても絵になる」という目線で見ていただけると嬉しいです。
ロケーションは宮城県。水族館に向かう散歩道と、水族館での写真です。
通行中の何気ない川沿いの道をぱしゃり。GRiiiはハイコントラストのモノクロ写真を撮るのが楽しく、景色のスナップ写真を撮っているだけであっという間に時間が溶けてしまいます。

またしてもモノクロで1枚ぱしゃり。GRiiiは起動があまりにも速いため、ポケットから取り出した次の瞬間には撮影が可能。高価な製品なので躊躇いはしますが、本体カバーなどを使わず、ポケットにダイレクトに突っ込んでおいたり、首からストラップでぶら下げるなど、スマホ感覚でアクセスできるようにしておくと一瞬も逃しません。

モノクロ写真の力で、なんてこともない小さな景色がおしゃれなストリートスナップに早変わり。基本的に今回の写真はすべてAv(絞り優先)かつ、F値も3.8でほぼ固定して撮っています。瞬間で撮ることを意識していたので、一枚一枚に細かい設定は行わず、機械任せです。

水族館に到達。微動だにしないカニをぱしゃり。水族館は照明が絞られていますし、シャッターも使えません。暗所の中でも被写体をしっかり捕まえてくれて撮りやすい。微動だにしないカニと動き回る魚の対比を表現し立ったけど、ちょっとセンスが足りませんでした。どんまい。

またカニ。他の生き物と比べて動きが少ないので素人でも撮りやすいです。お客さんも多く、あまり長くも立ち止まれませんが、GRiiiは構えてすぐ撮れるので快適。

これぞぼかしの真骨頂。スマホのカメラではどうしてもボケ感に物足りなさを感じます。GRiiiはスマホよりちょっと重い程度のボディでこのボケ感が出せます。楽しすぎる。惜しむらくは金魚が視線をくれなかった…。

ピントを合わせる方法として、画面タッチを使う方法もあります。画面タッチで被写体にピントをあわせ、そのままシャッターを押すだけ。即座に好きな被写体を捉えることが可能です。

ここまで紹介した写真はすべてjpegで出たものをそのまま使っています。rawファイルも残していますが、レタッチはほぼなしでこのクオリティ。本当に楽しい。

まとめ
ということで、RICOH GRiiiのご紹介でした。
RICOH GRiiiは
- 起動たったの0.8秒
- 250g程度の超軽量ボディ
- 小さな本体にAPS-Cサイズのセンサーを搭載
という唯一無二のメリットを持つ、ミニマルでシンプルのど真ん中を行く名機と言えましょう。普段の散歩だけでなく、荷物を減らしたい旅行のような場面でも常にポケットに忍ばせることができるのがGRiiiの強すぎる魅力です。
たったひとつの欠点は、現在絶賛品薄中だということ。予約すれば3ヶ月程度で届くみたいですので、気になったらすぐに予約しちゃいましょう!
