【最軽量UMPC】AYANEO AIR STANDARDをガチレビュー!GPD WIN4もROG ALLYも買った僕があえてメインにする理由を実物比較しながら紹介

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みなさんこんにちは、青山キリカです。

突然ですが、僕、大のUMPCマニアです。

ミニマリストとして小型の端末を愛する僕にとって、ゲーミングデスクトップパソコンがなくてもゲームを楽しく遊べるUMPCは魅力たっぷり。

管理人
管理人

もはや、ゲーミングPCすら手放してUMPCだけにしちゃおうかな…

今回はそんな僕が買ってしまった3台目のUMPC、AYANEO AIR STANDARDのご紹介をさせていただきます。これはちょっと古いモデルで、他に所有している・していたUMPCであるASUS ROG ALLYやGPD WIN4 2023と比較すると性能面で遅れを取ります。

ではなぜ僕がわざわざAYANEO AIR STANDARDを購入するに至ったか。そしてなぜ、この端末こそがUMPCの中でもベストバイのものであると思うかをご紹介させていただきます。

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AYANEO AIR STANDARD とは

AYANEO AIR STANDARD は、AYANEO社が販売しているUMPC、AYANEO AIRの通常モデルです。

UMPCを得意とするAYANEO社

PC好きなら知らない人はいないASUS、長い間UMPC業界を牽引してきたGPDと言ったブランドと比較すると、AYANEOという会社は知らない、という方もいるかと思います。

AYANEOはUMPCを得意とするブランドで、ハイスペックなモデルから尖った性能を持つニッチな製品までを扱うUMPCのプロです。日本初のUMPC専門店である株式会社ハイビームがAYANEO日本公式サイトを運営しているということもあり、日本でも買いやすい・情報を手に入れやすいというのが強みです。

AYANEO AIR シリーズにおけるSTANDARDの立ち位置

AYANEO AIR STANDARDはUMPCの中でも最軽量UMPCを謳うモデルです。

AYANEO AIRシリーズには

  • AYANEO AIR STANDARD
  • AYANEO AIR PRO
  • AYANEO AIR LITE

の3モデルが展開されています。(PROはさらにadvancedモデルがありますけど)

これらのスペックを並べてみると、

STANDARDLITEPRO
最薄部18mm17mm21.6mm
重さ398g398g440g
最大TDP15W12W18W
バッテリー7350mAh7350mAh10500mAh
メモリ16GB8GB16GB
ストレージ512GB128GB512GB/1TB

となります。

名前だけを聞くと最軽量モデルはLITEに聞こえますが、LITEとSTANDARDは重さの観点ではどちらも最軽量。僕は今回”最も軽いモデル”という観点で製品を選んでいたため、最軽量ながらも性能面でパワフルなAYANEO AIR STANDARDをチョイスしました。

友達
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AYANEO AIR LITE は最軽量かつ”STANDARDよりさらに薄い”というメリットがありますが、性能面で妥協が生まれます。

AYANEO AIR STANDARD を開封

それでは早速AYANEO AIR STANDARDを開封していきましょう。

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“Real gamers know gamers.”のメッセージがプリントされています。AYANEO公式サイトの紹介の中で、クリエイターたちもヘビーなゲーム愛好家であることが語られていたため、そういったメッセージなのだと思います。

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上部のフタを開けると説明書が登場。このエリアの下には本体が格納されています。

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下のスペースからは情報量の多い小物の軍団が登場。ひとつひとつがスポンジでしっかり格納されていて、配送時に傷つく心配なし。

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プラグ部分が折りたたみできるACアダプタが登場。Type-C端子による出力が可能です。

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AYANEO AIR STANDARDの仕様に合わせた65WのPD充電が可能なアダプタです。

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ちょっとどこの国用なのかはわかりませんが複数の変換プラグも搭載されています。ここまで広く用意されているのは驚き。

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ACアダプタに装着するとちょっとしたロボットと化します。

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Type-C端子からUSB-Aに変換するアダプタがご丁寧に2つ入っています。たしかにType-C端子は2つありますが、変換アダプタまで2つ用意するのは気合を感じます。

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Type-Cケーブルが入っている箱も質感が良く、きちっとロゴがあしらわれています。かなり細部まで高級感を見せてくれるプロダクトです。

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特に変哲もないtype-Cケーブル。

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いよいよ本体とご対面。

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ピンクと水色をあしらったホワイトデザインを購入。十字キー上にある中央のクロスデザインは輪ゴムで束ねたような見た目であまり好みではないですが、全体的にノイズが少なくシンプルで可愛いデザイン。

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脅威の薄さ。かなりニンテンドースイッチに近い感触です。

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電源ボタンは指紋認証機能を持っており、電源をつけてそのままユーザー認証まで進めることが可能です。電源ボタンと指紋センサーを別にしている機器もありますが、この方が手軽で嬉しいですね。

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R1,R2ボタンの内側、反対のL1ボタン,L2ボタンの内側には任意にバインド出来る特殊なキーが用意されています。両手で持っている際には少し遠い位置にある…。

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底面には3.5mmイヤホンジャック、Type-C端子、ネジが2本あります。本体外側から見えるネジはこれらたったの2本だけ。この徹底されたシンプルデザインへのこだわり。天晴AYANEO。

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早速通電してみました。お試しでライザのアトリエを起動。写真では表現しづらいですが、有機ELディスプレイによる黒の表現がキレイ!

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詳細な説明はしませんが、専用管理ソフトのAYANEO SPACEの使い勝手がなかなかに素晴らしい。専門的な知識がなくても、今どのように負荷がかかっているか、どの部分がボトルネックになっているか。TDPを上げるべきか、TDPを下げて省電力でプレイしても良いのかを判断する事が可能です。

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管理人
管理人

特にGPD WINはTDP設定などが面倒だったので、UMPC初心者はAYANEOやROG ALLYがオススメ!

AYANEO AIR STANDARD の魅力

ここからはAYANEO AIR STANDARDの強み、メリットを紹介していきます。他に所有している・していたUMPCのASUS ROG ALLYやGPD WIN4 2023を比較対象とし、UMPCを選ぶ際のポイントになるような箇所をピックアップします。

比較対象のGPD WIN4 2023モデルと↓

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ROG ALLY 上位モデル↓

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処理能力ではこれらの端末には絶対に敵わないので、今回の記事ではベンチマークやゲームでのフレームレートの比較などは行いません。

圧倒的に軽い

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AYANEO AIR STANDARDの最大の強さはもちろんその軽さ。

先に一つ、UMPCに関して誤解を招かないよう確認しておきたいことがあります。それは、UMPCは処理能力よりも軽さを最優先に考えるべきだ、という点。

UMPCはゲーミングデスクトップと比較すると間違いなく非力です。

ベンチマークなどで「AAAタイトルが60FPSで動きます!」というような表現で製品を紹介しているのはよく見ますが、それはあくまで理論値。実際のところ、負荷の高いゲームを楽しむ場合はバッテリーはあっという間に空になりますし、実はファンが爆音で回転します。

友達
友達

排熱ファンのうるささってカタログだと分からないし、店舗でお試しプレイしても店内の騒音で気づかないんだよね。

管理人
管理人

自分で買って、静かな自宅で試してようやく気づくんです。

つまるところ、「ヘビーなゲームはUMPCでプレイできても実際はやらない」という状況になりがちです。

こう考えたとき、UMPCのメリットを活かすことが出来るのは「軽量ゲームをダラダラ遊ぶとき」だという結論に至ります。

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たしかに僕のストレージは軽くて長時間やるものばかり

それってつまり、UMPCは処理性能が高いことよりも本体が軽いというのが最大のメリットなのでは?と思うようになってきました。そう、そのニーズの刺さるのがAYANEO AIRなんです。

特に重さの違いを感じる場面は、ずばり仰向けにごろ寝しながらゲームを楽しむとき。両腕を天に突き出してゲームをするとあっという間に疲れてしまいます。AYANEO AIR STANDARDは398gという軽さのおかげで腕への負担がかなりカット可能。長時間ゲームを楽しむことが可能です。

管理人
管理人

実体験に基づく個人の感想だけど、GPD WIN4 2023(598g)は仰向けごろ寝するのがほぼ不可能って感じます。

友達
友達

AYANEO AIRならば実用性がある。GPD WIN4やROG ALLYはかなり苦行。

Type-C端子を2つ搭載している

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AYANEO AIR STANDARDは機器の接続や充電に使うType-C端子を2つ搭載しています。充電しながら画面出力を行ったり、キーボードを繋いだりする際にはType-C端子が1つだけでは足りません。

もちろんType-C端子に対応したUSBハブなどを持ち歩けば拡張することは可能ですが、せっかく軽量をウリにするモデルを持つのならば、一緒に持ち歩くものもミニマルにしたいですよね。

管理人
管理人

ちなみにGPD WIN4 2023もType-C端子を2つ搭載しているよ

有機ELディスプレイ(OLED)を搭載し、画面に表現力が高い

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AYANEO AIR STANDARDは画面サイズが5.5インチと小さめですが、解像度がフルHD(1980×1080)なので、繊細な表示が可能。文字が潰れてしまうこともなく、小さな画面ながらもPC向けゲームをストレス無く楽しめます。

また、有機ELディスプレイ(OLED)を搭載し、驚くほど鮮やかな映像表現を楽しむことが出来ます。ゲームでは暗闇・黒の表現が多用されるため、そういったものに強い有機ELディスプレイを搭載しているのは褒めずにはいられません。

まとめ

ということで、AYANEO AIR STANDARDの魅力をたっぷり語るレビューでした。AYANEO AIRは現在の最新モデルではありませんが、オンリーワンの特徴を持ち、あえてこれを選択するに値するメリットがある端末です。

本当にこのデザインの美しさ、本体の軽さにうっとりします。

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