みなさんこんにちは、青山キリカです。
今回はGoPro HERO11 miniを購入したのでレビューさせていただきます。
僕は趣味で時折YouTubeへの動画投稿を行っています。その際に欲しいのがより良い撮影ツール。
静止画の撮影にはソニーのα6400を使っていますが、もっと気楽にお手頃サイズで一人称視点の映像を撮れる機器を求めていました。
そんな中で出会ったのがGoPro HERO11 mini。

GoPro HERO11と同等のカメラを持ちながら小型化された一台。その売り文句に誘われて買ってみたものの、GoPro HERO11と比較すると見逃せない差も多く、一癖も二癖もある機種でした。
ということで今回は、開封レビューをしながら、GoPro11とGoPro11miniの性質、強みや弱みを紹介していきます。ズバリ、この記事を読めばGoPro HERO11 miniを買うべき人、GoPro HERO11を選ぶべき人が分かります。
GoPro HERO 11 mini を開封
まずは今回購入したGoPro HERO 11 miniを開封していきます。
今回のGoPro HERO 11miniは公式サイトより購入。ロゴが入ったおしゃれなクラフト紙に包まれていました。

クラフト紙を開封。中のケースが片側だけ露出しているオシャレな梱包で箱が飛び出してきました。

シンプルで目を惹くかっこいいパッケージですね。

パッケージ上部には製品の特徴が記載されています。

製品の側面には内容物がイラストで表示されています。

反対の側面には、製品のより詳細なステータスが並べて紹介されています。

外装を開け、ケースを見てみましょう。ロゴが入った硬めのケースです。頑丈なのでちょっとのことでは中身に傷がつきません。


PSPを入れていたケースを思い出す感じ
ケースを開けて本体を見てみましょう。本体、充電ケーブルといくつかのパーツ、説明書が見えます。

開封してまず驚いた点はその圧倒的な小ささ。ガチャガチャのカプセルの中から出てきてもおかしくないような手のひらサイズです。

小さいからと言ってチープさを感じるかというとそんなことはありません。金属の冷たさや重さを感じ、プロダクトとしての完成度の高さを感じます。


放熱を意識した金属感を感じるよ
背面には特徴的なパーツがあります。これは「フォールディングフィンガー」と言う、GoProシリーズ向けのアタッチメントを装着するためのパーツです。

このように爪(フォールディングフィンガー)を立たせ、パーツをねじ止めして利用します。

GoPro HERO11にはこのアタッチメント装着用の爪(フォールディングフィンガー)が1つだけなのに対し、HERO11 miniでは底面、背面の2箇所にあります。これにより同時に二つのアタッチメントを装着することが可能です。

アタッチメントの装着は、爪(フォールディングフィンガー)を起こし、対応するアクセサリーの爪と噛み合わせてねじ止めします。ネジは指で回すことができるため、簡単に取り外しが可能でありながら落下の心配もなくしっかり固定されます。

フタを開けるとType-C端子とSDカードスロットが登場。フタはきっちりとロックされるため「アクティビティ中にうっかり外れて水が入り込んでしまう」と言った心配はなさそうです。

続いて付属品を見てみましょう。こちらは爪(フォールディングフィンガー)に対して接続して使うアタッチメントの一つで、他の対応機器に簡単にくっつけることが可能なクイックマウントアタッチメントです。

クイックマウントアタッチメントは、例えば以下のようなパーツにワンアクションで取り付けが可能です。

クイックマウントアタッチメントの爪が引っかかるように作られているため、押し込むことで簡単に取り外しができます。

GoProのロゴがあるラバー素材のパーツがストッパーの役目を果たすので、ちょっとやそっと振り回した程度では外れません。


激しいアクティビティの途中でも簡単に取り外しができて、でもうっかり落下もしづらい!
付属のアタッチメントは背面に強力両面テープがあってあるため、ヘルメットや壁など好きな場所に貼り、GoProを固定できます。

充電ケーブルはType-A とType-C端子です。もちろん、お手持ちのType-Cケーブルで充電可能です。

付属品のアタッチメントは最低限のもののみなので、GoProの魅力を最大限活かすには様々な種類のアタッチメントを手に入れるのがオススメです。
以下の記事では「コスパ最強アクセサリー50点セット」と題し、GoPro対応のアクセサリー詰め合わせキットをレビューしています。併せてお楽しみください。
GoPro11miniのメリット
ここまではGoPro HERO11 miniのフォトレビューをしてきました。フォトレビューの中でもいくつか触れてきましたが、ここからはGoPro HERO11とGoPro HERO11 miniを比較しつつ強み、弱みを紹介していきます。
買いやすい値段

GoPro HERO11とGoPro HERO11 miniは同等のカメラが搭載されています。メインとなる撮影機能が同レベルながら、金額はminiのほうが16,000円も低価格。
GoPro HERO 11 | GoPro HERO 11 mini |
62,800円 | 46,800円 |
ただ、基本的に、GoPro HERO11はminiと比較するとその値段に見合った分だけスペックアップしています。カメラ性能以外のポイントで大きく違いがあるので、できれば値段で妥協せずGoPro HERO11を買うのがオススメです。
GoPro HERO11と比較するとGoPro HERO11 miniは安価です。ですが、GoPro11miniもGoPro HERO11も様々なセールで定価から大きく値下げするため、なかなか単純には比較できません。
GoProはおおよそ一年に一回最新モデルが発売されるため、現モデルが細心である期間は短めです。型落ちも含め、欲しいタイミングでお買い得だったモデルを買うというのもまた一興だと思います。


今回レビューした端末は公式ストアの大型セールで31800円でゲットしました。

GoPro HERO11の定価と比較して約3万円引きという価格ならば大満足です
フォールディングフィンガーを2つ搭載

前述しましたが、GoPro対応のアタッチメントつけるための「フォールディングフィンガー」は、GoPro HERO11には1つだけしかありませんが、GoPro HERO11 miniには背面と底面の2箇所に搭載されています。
GoPro HERO 11 | GoPro HERO 11 mini |
1つ | 2つ |
2箇所にあることで、
- 片方にはクイックマウントをつけっぱなしにする
- メインの爪は三脚などへの固定に用い、もうひとつの爪に落下防止のストラップをつける
といった使い方が可能です。アクセサリーの付け方が広がるということは、それだけ表現の幅も広くなるということです。
軽量サイズで常に持ち歩き可能

GoPro HERO11 miniはGoPro HERO11からモニター、バッテリー交換機構などを削ぎ落とした軽量モデルです。常にかばんに忍ばせておいたり、体に装着して録画する際には少しでも軽いことがメリットに繋がります。
GoPro HERO 11 | GoPro HERO 11 mini |
155g | 133g |
しかし、実際のところ、ノーマルと比較してもわずか20gの差異しかありません。正直、わざわざモニターという大きなアドバンテージを捨ててまで得るには誤差と言わざるを得ません。軽さを強みとしてminiを積極的に選ぶのはちょっとおすすめしづらいです。
GoPro HERO11と比較した際のデメリット
続けて、GoPro HERO11とGoPro HERO11 miniを比較した際のデメリットを見ていきましょう。
ディスプレイがない

最大のデメリットはモニターが無いこと。カメラを設置する際の画角、撮った映像をその場で確認することができません。
GoPro HERO 11 | GoPro HERO11 mini |
ディスプレイ有り | ディスプレイ無し |
むしろ大きなポイントはそこではなく、設定変更時です。
GoPro HERO11 miniには文字のみが表示できる小さなモニターがあり、2つのボタンとそのモニターを使ってすべての設定を済ませる必要があります。一方、GoPro HERO11ならばタッチ機能を持ったパネルで簡単に変更したい箇所を選ぶだけで設定が可能です。
総じて、モニターの有無だけでもGoPro HERO11 miniではなくGoPro HERO11を選ぶ強い動機になるかと思います。
GoPro HERO11 miniを使う場合は、スマートフォン経由で設定や画角のプレビューができる「QUICK」や

設定内容に合わせて作成したQRコードを読ませるだけで設定ができる「QRControl」を駆使することでそのデメリットを補うことが可能です。
スマートフォンを駆使し、あくまでGoPro自体は外付けのカメラだと割り切れる方にとっては大きなデメリットとは感じないかと思います。
写真撮影機能がない

miniには静止画を撮影する機能がありません。とはいえ、動画で撮ってからPCでトリミングすれば静止画を作成することは可能です。これも大きなデメリットではないですね。
GoPro HERO 11 | GoPro HERO 11 mini |
静止画:可 | 静止画:不可 |
バッテリーが内蔵型で外せない

GoPro HERO11 miniはバッテリーが内蔵されているので、外すことができません。GoPro HERO11は取り外すことができるバッテリーです。
GoPro HERO 11 | GoPro HERO 11 mini |
バッテリー取り外し可 | 内蔵バッテリー |
取り外すことができるバッテリーならば、充電済みのバッテリーを追加でいくつか持ち歩くことにより、乾電池のようにお手軽に電源を確保することが可能です。
一方、miniの場合は内蔵バッテリーのみなので、長時間の撮影時には必ず電源につながないといけません。
また、GoProは発熱が大きく、不具合で動かなくなってしまうことがたまにあります。そう言った際、バッテリーを抜いて強制的に電源を落とし、再起動するといったアプローチがあります。しかし、GoPro HERO11 miniはバッテリーを取り外すことができないため、簡単な問題解決の方法が一つ減ることになります。
まとめ
ということで今回はGoPro11miniの開封レビューと、メリットデメリットによる「買うべき人とそうでない人」を見ていきました。
メリット・デメリットの数を見るとわかるように、結論から言うと、強い理由がない限り、GoPro HERO11を買うことをオススメいたします。
僕の個人的なオススメとしては、以下のようなニーズの方はGoPro HERO11 miniが選択肢に入ってくるかと思われます。
- GoProは外付けカメラであり、操作はスマホで行えれば十分
- 少しでも軽い方が良い
- 複数のアタッチメントを付け替えしやすい方が良い
- メインのGoProとは別に、サブ機として一つ欲しい
GoPro11miniはクセが強く、はじめての1台として持つには難しい側面もあります。逆に言うと、サブ機、より危険なアクティビティに挑む際などの破損の危険が大きいシチュエーションでは安価ながら11と同等のカメラスペックを誇る11miniを選ぶ価値があります。

以上、GoPro HERO11 miniのレビューでした。皆様のお役に立てば幸いです。