突然ですが、
iPhoneやiPadがmidiキーボードになったら便利だなあ
って思ったことはありませんか?

なります!できます!
今回はそのためのツールである「midistudio」の使い方、使った感想をまとめます。
MidiStudioの使い方

MidiStudioはiOS用アプリ
それでは早速説明に入りますが、先に注意事項を一つ。
今回ご紹介する「MidiStudio」はiOS用のアプリケーションです。
iPhoneやiPadでは使えますが、Android端末などでは使えません。

今回の説明ではiPad第8世代とMacbookAirを使って説明します

iPhoneを使う人は「iPad」を「iPhone」に置き換えて読み進めてね
また、このソフト単体では音を鳴らす能力はありません。
ピアノアプリではなく、あくまでパソコンの作曲ソフトを操作するアプリであることをご確認ください。

「ゲームのコントローラにする」って感じだね

「ゲームそのもの」ではないよ
MidiStudioの設定方法
それでは早速「MidiStudio」をインストールしましょう。
執筆時は250円でした。
iPadでMidiStudioを起動しておいてください。
続いて、Macへの接続作業を行います。
アプリケーションの「その他」に含まれている「AudioMIDI設定」を選択してください。

出てくる画面を無視して、上部にある「ウインドウ」内の「MIDIスタジオを表示」をクリック。

「MIDIスタジオ」ウインドウの上部に「ネットワークドライバを構成」というアイコンがあるのでクリック。

このような画面が表示されると思います。
iPadの方で「MidiStudio」を起動すると、「ディレクトリ」の中に自分のiPad名が表示されます。
「セッション」の下にある+マークをクリックし、新しいセッションを追加してください。
今回は「セッション1」を作成しました。

「セッション1」の左にあるチェックマークをつけ、有効にします。
「ローカル名」の欄に好きな名前を入力してください。

今回は「名前を決めてね」っていう名前にしました

セッションにiPadを追加します。
「ディレクトリ」にあるiPad名をクリックすると「接続」が選択できるようになります。
「接続」を押すと右エリアにiPad名が表示されます。これで接続は完了しました。

MidiStudioをLogicProで使ってみよう
早速MidiStudioを使ってみます。使うDAWソフトは「LogicPro」です。
おそるおそるiPadのキーボードを押してみると・・・
LogicProから音が出ました!!!!!!!!

ちなみに、第8世代のiPadにキーボードを表示するとこのくらいの鍵盤サイズになります。
鍵盤1つあたり17mmくらいでした。
入力のラグは全く感じられず、サイズ感もそれなりにあるので、上手い人ならこれでぱぱっと演奏できちゃうんじゃないかな、と思いました。

僕はピアノ弾けないからこれが小さいのかはよく分からない

MidiStudioを使うメリット
実際にMidiStudioを操作して感じたメリットをまとめます。
MidiStudioは高機能
MidiStudioは実際のmidiキーボードのように整ったキレイなUIでラグもなく操作感バッチリです。
小型のmidiキーボードには搭載されていないダイヤルなども細かく用意されています。
経験者ならば悩まずに使えるUIがありがたいですね。

POWERをオフにするとランプが消えたりするような、
本物志向のUIがオシャレです

MidiStudioは経済的
midiキーボードはだいたい安いものでも5000円程度かかります。
MidiStudioを利用すれば、アプリの費用と持っているiPadだけでmidiキーボードによる作曲が楽しめます。

初心者だからいきなり高いキーボード買うのは不安

midiキーボードのお試しって意味でもお手軽な価格で買えるね
MidiStudioは場所を取らず携帯性に優れる

midiキーボードの場合はキーボード本体が必要ですし、大型のものであればその設置場所や電源が必要になるなどの物理的な制約が増えてきます。
MidiStudioはケーブルすら不要でiPadをmidiキーボードにすることができます。
置く場所やケーブルの長さを考えなくていいのは魅力的ですし、いつも持ち歩いているiPadなら外出先でも作曲ができます!

フレーズが!今!ビビっと!下りてきた!!!!

iPadとMacBookがあれば外出先でもすぐフレーズを入力できますね
まとめ
iPad、iPhoneをmidiキーボードにするアプリ、MidiStudioのご紹介でした。
実際の鍵盤でないことや大きさの制約があるためmidiキーボードの完全な代用とはなりませんが、コストを掛けずに簡単な入力が可能になるというのは嬉しいことですね。

コード入力くらいなら全然これで困らない
iPad1台でこんな事もできてしまうなんてすごい。その一言に尽きます。