みなさんこんにちは、青山キリカです。突然ですが、みなさんの思い浮かべる三脚ってどんなものでしょうか?
こちらが以前ダイソーにて購入した三脚です。三脚といえば多くの方がこのような形状のものをイメージするかと思います。
しかし、これだと
- 持ち運ぶためにかさばる
- 基本的に平らな地面に安定させて置くものである
- 三脚のサイズによって撮影できる高さが制限される
と言った問題があります。
今回は、そんな問題をまるっと解決してくれるアイデア小型三脚の「グリップタイトONE GPスタンド」をレビューさせていただきます。
ゴリラポッドシリーズの概要
「グリップタイトONE GPスタンド」は、「ゴリラポッド」と言う名で知られるJOBY社の三脚のスマートフォン向けモデルです。
特徴はこのグネグネと曲る脚。これにより、不安定な足場にでもピタっと置くことができたり、柱などにくくりつけるといった使い方もできます。
グネグネと自在に曲がりますが、そのせいでバランスを崩してしまうようなこともなく、ほしい場所でピタリと静止させることができます。
ゴリラって「堅牢性・力強さ」みたいなメッセージで命名されたりするけど、テクニカルで非常に汎用性が高い
ゴリラ賢い!
ゴリラポッドと検索すると様々なバリエーションがいっぱいあって困惑しますが、1k、3k、5kの名称を持つモデルはそれぞれ「1kg、3kg、5kgまで載せられます」という意味です。大雑把にこの情報を生かして判別しましょう。
基本的には載せたいカメラの重さで判断して良さそう。
上記の1k、3k、5kと言ったモデルは、いわゆるちゃんとしたカメラを乗せるようなことを想定した製品となっています。
今回、僕が購入した「グリップタイトONE GPスタンド」はスマートフォンをターゲットにした耐加重325g。スマホを載せるには十分な耐荷重で、本体も過剰に大きくありません。
余裕を持って大きめのサイズにしようかとも考えましたが、今後良いカメラを調達したいと考えているため、そのときに適切な重さ用のものを再度買うことにしました。
ゴリラポッド グリップタイトONE GPスタンドを選択した理由
はじめに、簡単に僕が今回この製品をチョイスした理由をお話させていただきます。
Youtube用動画撮影のため
僕は最近、マイペースにではありますが、ガジェット紹介の一環として、Youtubeへの動画投稿をしています。
屋外での撮影はほぼない予定ですが、作業する手元をピンポイントで映せるよう、好きな場所でピッタリ固定できる三脚がほしいなと考えた、というのが今回のはじまりです。
前述のとおり、いわゆる普通の三脚は持っていますが、例えばロフトの上から作業環境を見下ろすような構図など、自由な画角から撮影できたら良いな、と考えていました。
ボイスレコーダーの固定のため
詳細はきっとそのうち記事にしますが、日常の音を記録するためにボイスレコーダーを購入しました。
このレコーダーの性能をフルに発揮するためには、撮影する対象の間近にレコーダーを固定する必要があります。作業机に直接置くと机の振動を音として拾ってしまうため、三脚で浮かせることで音の安定感を高めたいと考えています。
ゴリラポッド グリップタイトONE GPスタンドのフォトレビュー
それでは、実際の商品を開封していきましょう。
いつもお世話になってます。ヨドバシカメラ様。雨の中宅配してくれてありがとう。
早速開封。箱ではなく簡易パッケージ。パッケージに書いてある写真が特徴のすべてを物語っています。
パッケージ背面がこちら。グリップで挟み込むことが可能なサイズ感が右下に図示されています。店頭で実際にスマホと並べて比べてみると分かりやすいかも。
箱の下部には推奨される重さが記載されています。これを参考にして製品を選んでください。左に記載されている1/4の表記はカメラを固定するためのネジのサイズです。スマートフォン向けのモデルですが、一般的なカメラを固定するための1/4インチネジも備わっています。
パッケージを開封!入っていたのは三脚本体とスマートフォンを取り付けるためのホルダーです。
スマートフォンを取り付けるためのホルダーはこのように爪を立たせ、バネの力でスマホを挟み込ませて利用します。挟み込む力は強く、爪にゴムが貼られていることと合わせ、ガッチリとスマートフォンを支えます。ぐらついたり落下する心配は感じません。
スマホホルダーはかなり大きく開きます。自分はメインとしてGoogleのPixel7 Proを使っていますが、端末サイズはかなりの大型。しかし、このホルダーなら難なく挟み込んでくれます。大型スマホを使っている方も安心。
こちらが三脚本体。脚の先端、関節の周囲はゴムが貼られていて、接地面の凸凹を吸収したり、滑り止めの効果を果たします。
関節はそれぞれを自由に曲げることが可能です。写真のように大きく広げれば、岩の上や土の上といったかなり不安定な面に設置しても倒れる心配なし。
こう言った特徴から、特にボルダリング愛好家に好まれるとのこと。なるほど、屋外の岩場など、カメラを置く足元が不安定な環境だからこそ輝くんですんね。
必ずしも脚の先端を地面に付ける必要がないため、どんな曲げ方で設置してもOKです。関節の周囲にもゴムが貼ってあるため、その面を床にふれさせてもOK。
ぐにゃぐにゃ曲がるため、発想次第でどんな使い方にも応用できます。
脚を閉じた状態で持つことで、自撮り棒のような使い方も可能です。自撮りを交えた動画を撮影する方にとっては非常にお役立ち。
スマホホルダーをセットした状態がこちらです。スマホやカメラは重いため、倒れてしまわないよう脚を上手に曲げてバランスを保たせてください。
雲台の可動部はボール製です。ボールをグリグリと回すことで360度好きな方向に固定することができます。ネジ式と異なり、簡単に微調整できるのが嬉しいです。
ボールを回すことで、カメラを最大90度傾けることが可能です。脚による角度の調整と合わせ、狙った好きな角度で簡単に撮影することが可能です。
ゴリラポッド グリップタイトONE GPスタンド の強み
設置場所を選ばない
やはり、ゴリラポッド グリップタイトONE GPスタンドを語る上で外せないポイントはその設置場所の自由さでしょう。
実際に発泡スチロールレンガブロックを足場に見立ててゴリラポッドの力を見ていきましょう。
普通の三脚では上手に設置しづらい段差のある足場でも…
それぞれの脚を個々で調整することにより、まっすぐに立たせることが可能です。
このように足場と足場が大きく離れている場合でも、
脚のうち一本を地面につけることで安定感を確保することができます。この置き方の場合、最も低く垂らしている脚のちょうど反対方向に回転する形に倒れてしまいがちなので、他の2本の脚で支えられるよう、調整してください。
ゴリラポッドの強みは置くことだけではありません。3本の足で足場を握り込むことにより、平らでない場所にでも無理やりしがみつくことが可能です。
例えば柱や棚、屋外ならば枝などに絡めるように設置することで、普通の三脚では狙うことの難しいレアな構図で撮影することが可能です。
ゴム脚のおかげで、このように天井にへばりつかせることだって可能です。屋外で撮影する場合、人の身長よりも高い位置に設置することで、通行人に遮られることなく撮影することが可能です。
まぁ…流石に写真の置き方は重量で落ちそうだから気をつけてね。
少しでも脚が引っかかるくぼみとかがあれば安心感大幅アップ!
かさばらない
本来、高所のものを撮影する場合ですと、脚の長い三脚を持ち運ぶ必要が生じます。
3mのものを撮るなら3mまで伸びる三脚が必要です。
しかし、ゴリラポッドならその必要がありません。普通の三脚では届かないような位置にセットすることが可能なので、大型三脚を持ち運ぶ必要なし!
まとめ
ということで、ゴリラポッド グリップタイトONE GPスタンドのレビューでした。
ゴリラポッド グリップタイトONE GPスタンドは、一般的な三脚が持つ以下の弱点を見事に克服しています。
- 持ち運ぶためにかさばる
- 基本的に平らな地面に安定させて置くものである
- 三脚のサイズによって撮影できる高さが制限される
好きなものをピンポイントに撮影したい。でもそのために大型の機材を運びたくはない。
屋外での撮影が多いため、軽量で荒れ地に強い設計の三脚が欲しい!
こう言った人におすすめの一台といえます。