あまりにもヌルッと発売されていた天下のSteam製、据え置きゲームマシン。告知なしで現れたそれは、誰も買えない争奪戦。ゲーム機としてはめちゃくちゃ高い。でもゲーミングパソコンとして見れば……。ところでこれ、誰向けの製品?
物理ボタン同好会のぶつりぼです。
Steam(Valve社)が満を持して出した据え置きゲーム機、SteamMachine。
争奪戦に勝っちゃった。うっかりうっかり買っちゃった。
そのお値段は堂々の20万円。ありとあらゆるパソコンの金額が2倍3倍になっていると考えれば、安いな。ほんとに?
ということで今回は購入レビュー。性能評価はおそらくプロの方がやるので、僕はあくまで主観でのレビューに徹するからよろしく。
Steam Machineの購入経緯
まずはその恐ろしい購入戦争から簡単にお話していこう。
時は2026年6月23日午前11時55分。
「スレスパ2でもやるか」という風になんとなくSteamを起動。

ここで唐突に現れる、「SteamMachine予約受付中」のメッセージ。
とりあえずそそのかされるままに、公式のハードウェアショップへ行こうか。
時間は進んで12時ごろ。
表示されるのは、「ちょっとだけまってね、順番に案内します」という文字列。
あ、これ知ってる。アクセス過多になってるときだ。
5分くらい待たされ、ショップのトップへ。

なんと恐ろしいことに、そこにあった文字は、「購入」だった。

ちょっと待て。抽選無しの早い者勝ちか

さてところでワタクシ、物理ボタン同好会を名乗るもの。先日同社が出したSteamControllerを買い逃して悔やんだばかり。じゃあ今これを逃したら、また泣くことになるな。

購入詳細ページには、4種類のレパートリーが用意されていた。
500GBモデル、2TBモデル。

そしてそれぞれにスチームコントローラー同梱モデル。

僕が見た時点では、既に最安値500GB単品は品切れ。
「あーこれ、たぶん悩んだ瞬間に消えるな。買っちゃえ」

ということで、500GBモデルのコントローラー同梱版を購入できた。
購入して一安心。13時ごろに、ふと再度ショップページにアクセスしてみる。案の定、既に祭りは終了。4バリエーション全ての在庫が消えていた。

さらに後日談。
どうやらSteamMachine、日本、香港、台湾以外の地域では先着購入ではなかったらしい。公式サイトに記載があったが、これら以外の地域では抽選購入。本当によく買えたな。

Steam Machineの開封
届いた。クソデカ段ボール、開けていこう。

てれれてっててー。すちーむましんご案内。「社外品の電源ケーブル使うなよ」とのこと。

ちょっとだけ外箱も眺めようか。「大画面でゲームしよ?」というメッセージ。Steamの初代ゲーム機がポータブルモデルだったから、今回は据え置き機だよって意味合いかな。

箱は今、開封の過程にあります。おーぷんせさみ。あ、箱、ここから開けるのね。ちょっと見たことがない開き方で草。

いらっしゃーい。黒くてデカくて重い。宝箱か?

御開帳。見た目に反して重いので開封大変。ででーん。ビジネスホテルにある冷蔵庫かな。

ちょっと傾けると急にガジェットっぽくなる。
フロントパネルは通気スリットが開いてるね。

背面はバカでかいファン。デカいファンをすこーし回すのが一番静かなんだよ。

DisplayPort、HDMI、USB-A&C、LAN。
フロントにはUSB-A、電源、microSDスロット。

他の付属品だが、皆無。HDMIケーブルと、電源ケーブルだけ。
フロントパネルのスリットは光る。ダウンロード状況など、筐体の状況を色で反映。


この既視感。

おやおや。
Steam Machineの動作を検証しよう
動かしてみよう。それでは、スイッチオン。電源は純正、画面出力は私物のDPケーブル。
「キーマウかコントローラーつないでね」とのことなので、SteamControllerをレシーバーでつなぐよ。

ちなみにSteamMachineくん、このレシーバーを内蔵してるので、そっちへの接続でもOK。

アプデは続くよどこまでも。まだ終わんないの?アプデ完了後、ログインして再起動。
MicroSDスロットあるヨ。MicroSDカードで増やすんだ。今、高くてSSD買えないもんね。

ようやくトップ画面が登場。これ、PCでSteamをBig Pictureで開いているのと同じなので、目新しさはない。

ライブラリ画面などはサクサク動き、ストレスフリー。

そういえばこのSteamMachine起動時のアニメーションは、スチームのポイントショップで買えます。

ブルーアーカイブコーナーはあっちよ!ええやん。
急なパソコンみたいな画面でびっくり?SteamOSってLinuxの派生。SteamMachine、SteamOS上でBigPictureを開いている状態なので、そっちの画面に切り替えることもできる。

まぁ玄人向けの機能かな? と放置したかったのだが、時計を日本時間にあわせるために、こっちを開く必要があった。

BigPictureだけで設定が完了しない、というのは玄人向けかなって感想。
ここからは重いゲームを動かしてベンチマークしてみよう。
モンハンワイルズ。4K HDRモニターに、120fpsで出します。画質設定は高。それ以外は初期値から変更なし。

少し動かしてみたのだが、本体の静音性がすごい。
デスクトップPCでプレイすると、ファンが爆音になりがちだが、SteamMachineは静か。ファンの先に手をやると、電源切って5分後のドライヤーくらいの温度。この、窒息しそうな形状の筐体なのに、しっかり放熱できてる。
しかし、マップの中でもちょっと広くオブジェクトが多いエリアでは、処理が落ちている。

SteamMachine、「ゲームによっては4K60FPS出たらラッキー」くらいに聞いていたので、この静音性を維持しながら、それに肉薄するスコアを出してるのは素直に驚き。
褒めるポイントも多いが、ソフトウェア制御面はちょっと未成熟かな? と思う部分も。例えば、スリープ明けの挙動。ゲーム専用ハード、いつでもスリープ、いつでも復帰可能っていうのが理想。だが、SteamMachine、スリープ明けに挙動不審になることがある。

コントローラーの操作を受け付けない。受け付けてるんだが、操作音を聴くに、ゲームよりも裏のウインドウが操作されている。
そうなったとき、外付けのキーボードからWindowsキーを押すと、ゲームより手前のレイヤーにSteamOSのメニュー画面を呼び出せる。

この状態でコントローラーで操作すれば、一応復帰できる。
ゼンゼロの負荷チェックもしてみるか。Steamに来てくれたので導入が楽。

4K中画質、フレームレート無制限で設定。動作は非常に快適。派手なエフェクトが出ても処理落ちは感じない。

「寝る前にちょっと起動、デイリー任務やります」だったらパソコンじゃなく、お手軽さゆえにこっち点けちゃうな。寝室にプロジェクターとSteamMachineを置こう。

まとめ
ということで、SteamMachineのご紹介でした。
とにかく、質感やデザイン、静音性のレベルが高い。家のテレビの隣にスッと収まり、いつでもゲームができる。

半導体不足のせいで、金額が高いことだけが本当に悔やまれる。
「ゲーミングPCをこれに買い換えます」というにはパワー不足だが、サブPC、ゲーム機として見ると、コンパクトさと静音性を重視していてグッド。本当に金額だけがネックって感じ。
最近、公式からWindows導入手順も公開されたので、コンパクトさと静音性を生かし、サーバーマシンにしちゃうのもたのしいかもね。
それじゃあ今回はここまで。観てくれてありがとねー。

動画づくりに時間がかかるから、最近全然Steam出来てない。妙だな
