みなさんこんにちは、キリカです。
ミニマリストの中でたびたび話題に出るのは、「寝袋生活って現実的なの?」という話。
今回は、寝袋だけの生活を半年以上実践している僕から、実際に使っている寝袋やポイント、デメリットも交えた本音トークをさせていただきたいと思います。
また、僕は
- 枕が変わると眠れない
- 床だと眠れない
- 明るいと寝られない
- 眠るのに30分以上かかる
という睡眠が苦手なタイプです。
同様の神経質さんにも役立つような情報をまとめたいと思います。
どうして寝袋生活をすることになったか
以前の僕は、ミニマリストの中でも有名な「エアリーマットレス」を愛用していました。
通気性がよく、丸洗できるといった点から非常に衛生的で長持ちし、お気に入りでした。
しかし、引っ越しによってこれを手放す必要が生じたため、それをきっかけに寝袋生活をスタートしました。
初めて寝袋生活に挑戦した際は、知識不足でひどく寒い思いをしました。
その時の経験より、寝袋の選び方などのコツを知ることができました。
ミニマリスト的寝袋の選び方
それでは、僕が考える寝袋と関連アイテムの選び方をご紹介します。
実際に使っている商品や応用アイデアもまとめて紹介しますのでぜひお楽しみください。
睡眠の良し悪しはマットが大事
まず初めに、寝袋よりもマットの話をします。それくらいマットは大事。
マットは保温の役割とクッションの役割があります。
特に冬は床にぐんぐん体温を奪われるため、床に直で寝袋を引いて寝るというのはおすすめできません。少なくとも銀マット一枚は引くのがいいと思います。
これだけで温度は段違い!
寝袋用マットには空気を入れるタイプとそのまま敷くタイプがあります。
マットタイプはある程度かさばるという問題はありますが、空気タイプのものと違って安定感があり、急なパンクで破れて使えなくなるということもありません。
銀マットのように薄いものから厚さのあるしっかりしたものまでさまざまな種類があるため、使用する環境に合わせて選んでください。
空気を入れるタイプは空気によるしっかりとした断熱効果とクッション性、空気を抜けばぺっしゃんこになることから収納性にも優れています。
「ゆらゆらする感じがなんかやだ」という意見もありますので、試してみてからが安心ですね。
放置すると勝手に空気が入って膨らむ「インフレーターマット」っていうのもあるみたい
僕が使っているのはこのマットです。
折り畳み式で、卵パックのようにぼこぼこしたデザインがクッション性を高めています。
横幅は60cmほどです。
マットレスよりは小さく感じますが、寝袋ではあまり寝返りを打てないためにこのサイズで狭く感じることはほとんどありません。
縦の長さは190cm程度です。
このように、寝袋を上に敷いて寝ます。
これ一枚敷くだけで、クッション性、暖かさが段違い。
寝袋と横幅が大体同じなので無駄なスペースを使うこともありません。
使ってるモデルはこちらです
夏用と冬用は分ける
これが僕の考える最大の大切なポイント。
夏用のシュラフと冬用のシュラフは別で持つべきです。
モノの量としては二倍になってしまいますが、それでも十分に省スペースで寝具を揃えることができます。
理由は後述しますが、
- 冬シュラフは厚くてしっかりとしたものを
- 夏シュラフはワンシーズンで買い替える安価なものを
というスタンスで2パターン揃えるのが便利です。
夏用シュラフは乱雑に扱えるものを
夏はたくさん汗をかきます。そのため、こまめに洗濯や乾燥作業をしてやる必要があります。
ですが、基本的に寝袋はこういう使い方には向かず、ちゃんとクリーニングや手洗い、陰日干しなどでしっかりとメンテナンスしてあげる必要があります。
それを考慮し、僕はこう提案したい。
夏用シュラフは安いものを買って毎年買い替えよう!
僕の場合、夏用シュラフは週末に家庭用洗濯機でバリバリ洗い、天日干しにします。
シュラフを長持ちさせる方法としては良くないですが、毎年買い換える前提ならばこういう使い方もありだと思っています。
僕が使っている夏用シュラフはこれ。
リーズナブルなキャンプグッズで有名なキャプテンスタッグの夏用シュラフです。
見た目からしてコンパクトです。
安価なモデルですが特段ボロかったりはしません。
前述の通りワンシーズンで処分することも考慮していましたが、案外長持ちしそうです。
実際使ってるのはこれ!
夏は寝袋にこだわらないというのも
また、人によっては、「夏はタオルケットだけ、冬は寝袋」という方法もありだと思います。
夏用の薄いシュラフといえども、温度調整に難があります。
ただし、キャンプマットに直で寝るのは吸湿性が無いので避けてください。
シーツやタオルケットを一枚敷いてその上に寝ると快適だと思います。
それでももちろん布団一式揃えるよりコンパクト!
冬用シュラフは快適温度できちんと選ぶ。
一方、冬は比較的汗をかきづらい季節といえます。
そのため、洗濯のしやすさよりも保温性、暖かさを最優先に選ぶ必要があります。
通販で購入できる安価なシュラフには「最低〇〇度までOK!」と書いてあってもその根拠が適当だったりします。
できるだけアウトドアショップ等で実物に触り、ちゃんと保温性の高いものかどうかを確認するのが望ましいです。
僕が以前使っていたこのモデルは快適使用温度5℃以上と書かれていましたが、
大手メーカーの”夏用”モデルと暑さがほぼ一緒でした。カタログスペックに騙されました。
↓どうみても冬に使う厚さじゃないよね。
僕が現在使っているのは、Colemanの寝袋。綿がぎっしり入っていて保温性抜群。
十分な厚さがあるためそのまま床に敷いても背中のクッション性は大丈夫。
ですが、床から体温が奪われるためやっぱりマットは必須と言えますね。
夏シュラフ、冬シュラフを並べてみました。
広げた際のサイズは大体一緒ですが、冬用はぎっしりと綿が詰まっていることがしっかり分ります。
うちで使っているものはこちら!
と、こんなふうに寝具を一年分全部並べてもたったこのぐらいのスペースでオッケー!
ここまで物が少ないと、収納する場所にも困りませんね!!!!!
寝袋を使うメリット
布団を処分できる
やはり最大のメリットとしては、嵩張る布団を処分できるというところですね。
寝袋生活になる前となった後の寝具の量を見比べるとひと目でその違いがわかります。
↓Before
↓After
スムーズに起きることができる
寝袋生活をするということは、布団が「くつろぐ場所」ではなく「睡眠に特化した場所」になるということです。
その結果、朝布団の中でぐずぐずする時間がゼロになりました。
目が覚めたらぱっと立ち上がり、カーテンを開けて朝日を浴びてます。
また、同様に「休日は一日中布団でゴロゴロしてる」というようなこともできなくなり、何かしら活動するようになりました。
布団のように「いるだけで心地よい空間」ではないことが生活にメリハリをもたらします。
寝相が悪い人でも安眠できる
寝袋は構造上、よっぽどのことがない限り睡眠中にどこかに行ってしまうことはないでしょう。
寝苦しい夜、もし布団をかけて寝ていたならば転がるうちにどこかに投げ捨ててしまうでしょう。
でも寝袋ならば布団を投げ捨てる心配はありません。寝相が悪い人は寝袋だと朝まで暖かく眠れる確率が上がると思います。
どこでも寝られる体質に
前述しましたが、僕は睡眠が苦手なタイプでした。
ホテルの宿泊時や友人の家に泊めてもらう際など、普段と異なる環境だと次の日の目覚めもイマイチ。
ですが、寝袋生活を長く続けたことにより、ある程度緩い睡眠環境でも十分な休息が取れるようになりました。
もちろん個人差があるとは思いますが、ぜひ一度お試しあれ。
コンパクトなので寝る場所を選ばない
寝袋は収納時もコンパクトですが、広げた際もコンパクト。
例えば家に友人が遊びにきた時など、自分がいつものスペースで眠れない時ってありますよね。
そんな時も、寝袋ならば大丈夫。
一般的なマットレスは横幅90cmくらいですが、自分が使っているマットは横幅60cm程度です。
キッチンや廊下など、細い空間でも不都合なく眠ることができます。
まとめ
以上、ミニマリストの寝袋事情でした。
寝袋は決してふわふわのベッドを上回ることはありませんが、シンプルな睡眠のみを目的とするならば役立つものです。
メリハリのある生活のため、まずは睡眠から変えてみませんか?