みなさんこんにちは、青山キリカです。
さて、今回はAndroidのアプリケーション開発を始めたいあなた向けの記事です。
自分で使うためのツールづくり?
一攫千金を夢見て大型ゲーム開発?
理由は何でもありです。アプリを作りたければ!
さて、Androidアプリの開発を始めるには、まずAndroid Studioをインストールする必要があります。
この記事では、Android Studioのインストール方法についてばっちり説明します。メイン操作はWindowsでお見せしますが、Windows、Mac、Linuxの各OSに対応した手順を紹介しますので、自分の環境にあわせて読み替えてください。
Android Studioとは?
Android Studioは、Googleが公式に提供しているAndroidアプリの開発環境です。
パワフルなコードエディタ、ビジュアルレイアウトエディタ、デバッガー、エミュレーターなど、開発に必要なツールが統合されています。開発にはKotlinやJavaなどの言語を使用してアプリを開発することができます。
Android Studioのシステム要件
Android Studioをインストールする前に、必要なシステム要件を確認しましょう。推奨スペックは以下です。ご自身の端末と照らし合わせてご確認ください。
Windowsの場合
- OS: Windows 10/11(64ビット)
- RAM: 8GB以上(16GB推奨)
- ストレージ: SSDが推奨(2GB以上の空き容量)
- JDK: Java Development Kit 8以上
Macの場合
- OS: macOS Mojave(10.14)以降
- RAM: 8GB以上(16GB推奨)
- ストレージ: SSDが推奨(2GB以上の空き容量)
Linuxの場合
- OS: 64ビット版のディストリビューション(Ubuntu、Fedoraなど)
- RAM: 8GB以上(16GB推奨)
- ストレージ: SSDが推奨(2GB以上の空き容量)
今回はざっくり以下のスペックのPCで開発を行います。僕のメインパソコン。
Android Studioのダウンロード
Android Studioをダウンロードするには、以下の手順を実行してください。
公式サイトにアクセス
Android Studioの公式サイトにアクセスします。
ダウンロードボタンをクリック
ページに表示される「Download Android Studio」ボタンをクリックします。写真では日本語訳されたページなので、「Android Studio Koala Feature Dropをダウンロードする」と記載されていました。
利用規約に同意
利用規約が表示されるので、内容を確認し、同意します。
インストーラーを保存
利用規約を下までスクロールすると、チェックボックスとダウンロードリンクがありました。
Macからのアクセス時はダウンロードリンクが2つになります。
- お使いのMacがM1,M2,M3,M4~チップを搭載→Mac with Apple chip
- お使いのMacがそれらより古いチップを搭載している→Mac with Intel chip
から選択して進めてください。
ダウンロードをクリックし、その時点での最新バージョンをダウンロードします。インストーラーは1.1GB程度の容量がありました。かなり大きめ!
回線がゆっくりの方は事前に用意しておこう!
Android Studioのインストール手順
それでは、各OSごとのインストール手順を見ていきましょう。僕は引き続きWindowsを用いて説明を続けていきます。
Windowsの場合
まずはインストーラーを実行します。ダウンロードしたインストーラー(.exeファイル)をダブルクリックして実行します。
続いて、セットアップウィザードが起動するので「Next」をクリックします。
「Android Virtual Device」の選択を外すことが可能ですが、そのままで進めてよいです。
インストール先を自由に設定してください。
インストールにはしばらく時間がかかります。コーヒーでも飲みながらゆったりお待ちください。
インストールが完了しました。
Macの場合
インストーラーを実行
ダウンロードした.dmgファイルをダブルクリックしてマウントします。
Android Studioをアプリケーションフォルダーにドラッグ
Android Studioのアイコンをアプリケーションフォルダーにドラッグします。
アプリケーションを起動
アプリケーションフォルダーからAndroid Studioを起動します。
初回セットアップ
初回起動時にセットアップウィザードが表示されるので、指示に従って必要なコンポーネントをインストールします。
Linuxの場合
インストーラーを解凍
ダウンロードした.zipファイルを解凍します。ターミナルを使用して以下のコマンドを実行します。unzip android-studio-ide-*.zip
インストールスクリプトの実行
解凍したフォルダーに移動し、インストールスクリプトを実行します。cd android-studio/bin ./studio.sh
初回セットアップ
初回起動時にセットアップウィザードが表示されます。指示に従って必要なコンポーネントをインストールします。
AndroidStudioの環境設定
引き続きWindows版の画面を用いた説明に戻ります。
インストールの完了後はAndroid Studioの環境設定を行います。初回起動時に表示されるセットアップウィザードで、SDKのインストールやエミュレーターの設定を行うことができます。
初回起動時は、「Googleが情報収集してよいですか?」という確認事項が出ます。送ってもいいですし、Don’t sendを選べば送信しないことも可能です。
初期設定画面が立ち上がります。今更ですが全部英語です。
Install Typeからインストール方法を選択することが可能です。詳細を指定したければ「Custom」を選択してください。今回は最低限の環境が整えばいいため、「Standard」とします。
「Standard」を選択した状態で導入を進めます。現状の設定でインストールされるパッケージが一覧表示されますので、確認後に「Next」をクリック。
大量のツールが一括インストールされるため、それぞれの利用規約に同意する必要があります。左の「License」欄に赤いアスタリスクマークが残っている場合、それについての規約同意ができていません。選択し、Acceptを押しましょう。
選択したパッケージのダウンロードが開始されます。15分くらいかかりましたので、気長にお待ちください。
すべてのパッケージがインストール出来たら、「Finish」が押せるようになります。
プロジェクトの作成
環境設定が完了したら、さっそく新しいプロジェクトを作成してみましょう。
新しいプロジェクトの作成
Android Studioを起動し、「New Project」を選択します。
テンプレートの選択
提供されているテンプレートからプロジェクトのタイプを選びます。「Empty Activity」を選ぶと、シンプルなアプリが作成されます。今回は「Empty Activity」としてみましょう。
プロジェクトの設定
プロジェクト名やパッケージ名、保存先を指定します。
プロジェクトの作成
「Finish」をクリックすると、プロジェクトが作成され、Android Studioのメイン画面に移ります。ここでも少し時間がかかるので気長にお待ちください。
待ちに待った開発環境が表示されました。導入作業お疲れ様でした。
まとめ
この記事では、Android Studioのインストール方法について詳しく説明しました。
開発環境の構築はハードルが高いように感じられますが、一度構築してしまえばもう大丈夫。これからアプリ開発の世界に足を踏み入れる皆さんにとって、Android Studioは強力なパートナーとなるでしょう。
この記事を読んだ方が「やってみようかな」と思って作ったアプリケーションが巡り巡って僕のスマホにインストールされる日を楽しみに待っております。